春の訪れをつげる、ツクシ。ツクシの成長後、葉の役割を持った栄養茎であるスギナが成長します。栄養茎は「袴」とよばれる葉が茎を取り巻きます。スギナは全形がスギに似ているため「杉菜」、また茎にいくつかの節を持っているため「継ぎ菜」に由来するといわれています。畑にいったん生えると、取っても取ってもまた生えてくるほど繁殖力が強い植物です。ツクシは現在でもお浸しなどにされていますが、つみたてのスギナも植物性ミネラルが豊富で、料理に使われます。生命力強くエネルギー溢れる草のスギナは日本だけでなく、世界中で民間療法として使われてきました。