桑の箸を常用すると中風を予防するという言い伝えもあります。
日本産のクワは北海道から九州、朝鮮半島、中国に分布するクワ科の落葉高木、ヤマグワ。中国、朝鮮半島を原産とするトウグワを用います。
クワは主に養蚕用に栽培され、毎年刈り込まれているため低木になっていますが、自然状態では樹高は10mにも達します。
クワの葉を桑葉(そうよう)といいます。桑の根は桑白皮、果実は桑椹子、幼枝は桑枝といいます。
葉は養蚕のためばかりでなく、桑の葉茶としても知られていて、桑葉は晩秋の霜にあたったものが良質とされ、霜桑葉、冬桑葉とも呼ばれています。
葉にはルチン、クエルセチン、イシクエルセチン、モラセチンなどが知られています。