活性酸素を除去する強い効果がある
山梔子はクチナシとも呼ばれ、その名の由来は、果実が秋を過ぎても口を開けないからと
言われています。
日本では、飛鳥時代から黄色の染料として知られており、きんとんやたくあんの色付けに
用いられています。
漢方では、感染症、炎症、煩躁、黄疸などの症状に使用されています。
山梔子は神農本草経の中品に収載されています。
アカネ科のコリンクチナシ、およびその品種の水梔子、クチナシ、コクチナシなどの果実。
イリドイド配糖体 (ゲニポシド、ゲニピンなど) 、黄色色素、脂肪油、フラボノイドなどを含みます。
クチナシの花の香りはジャスミン系に似る 。山梔子はやや焦げたような香り。
砕いた山梔子を鍋に入れ強火で焦げ目がつくまで炒り冷まします。
粉末を黄檗などと混和し酢で練り外用します。
天然黄色染料として沢庵を染めるのに利用されています。
コリンクチナシには多くの品種があり、果実の色や形で「山梔子」「水梔子」「江梔子」「黄梔子」などと称されています。
「山梔子」は丸手のもの、「水梔子」は長手のもの。