第二類医薬品、神農本草経の中品に収載されています。
天然の含水硫酸カルシウムはほぼCaSO4・2H2Oである。これが本草書にいう「軟石膏」です。「硬石膏」は天然の無水硫酸カルシウムです。
「神農本草経集注」を著した陶弘景以来さまざまな解釈がなされ、後世のものを迷わせる原因となっていますが、本草書にいうこれらの石類生薬について、 理石は今のFibrousGypsum石膏はすなわち硬石膏 Anhydrite CaSO4. 長石、方解石は外観上のちがいこそあれ、本質は硬石膏と同じだといわれています。
焼石膏は石膏を110~120℃で加熱し、CaSo4の組成を含みます。
日本にも多少産するが市場性はないようです。
天然の含水硫酸カルシウム (結晶石膏) CaSO4・2h2Oが主成分で、硬石膏 (無水石膏) CaSO4を少量含むほか、SiO2、MgO、Al2O3、Fe2O3などを微量含有しています。
同類生薬 方解石、長石、理石など。